私には姉がいるのですが、中学生の時に「吹奏楽部」に所属していました。
その影響で定期演奏会やコンクールに足を運ぶことがあり、幼少のころから吹奏楽に触れる機会が多くありました。この頃から「音楽」というものに興味を持ち始めた記憶があります。私の音楽のルーツは吹奏楽なのかもしれませんね。
私自身は楽器はやりませんでしたが(笑)
そんな経緯もあって、本記事ではオトナになってから出会い、ドハマリしたTVアニメ『響け! ユーフォニアム』(以下、『ユーフォ』とします。)について、簡単なご紹介と、個人的に好きなキャラクターたちについて語っていきたいと思います。
『ユーフォ』てどんな作品?
「青春を吹奏楽に捧げる高校生たち」の人間模様を描いた作品
著:武田綾乃(@ayanotakeda)先生による「青春を吹奏楽に捧げる高校生たち」の人間模様を描いた小説です。
北宇治高校吹奏楽部は、過去には全国大会に出場したこともある強豪校だったが、顧問がかわってからは関西大会にも進めていない。しかし、新しく赴任した滝昇の厳しい指導のもと、生徒たちは着実に力をつけていった。実際はソロを巡っての争いや、勉強を優先し部活を辞める生徒も出てくるなど、波瀾万丈の毎日。そんななか、いよいよコンクールの日がやってくる――。少女たちの心の成長を描いた青春エンタメ小説。
本気になるって、いいよね!
授業だけでは得られない、吹部女子たちの心の成長を描いた感動ストーリー!すべての音が、今、ひとつになる――。
「青春を吹奏楽に捧げる」というよりも、「吹奏楽こそ青春、楽器やったら青春を体験できる!」みたいな内容になっています。
私個人の見解で恐縮なのですが、吹奏楽って体育会系ではなく文化系の部活に位置づけられると思っていたので、ユーフォを見て「こんなにハードな部活なの?!」と驚いてしまいました。
作中でめっちゃしんどそうだなぁと思った描写を思いつく限り挙げてみました。
- 走り込みで体力づくり
- 朝練+放課後練習の日々
- 夏休み中もほぼ毎日練習
- 練習→休憩10分→練習
- 追い込みの強化合宿
- etc・・・(多分まだ出てくるはず)
これ、もう運動部の活動じゃないですか?(笑)
そういえば同級生の吹奏楽部だった子も腹筋とか走り込みとかやってたなぁ…と懐かしい記憶が蘇りました。
確かに肺活量いるだろうし、楽器吹く人からしたら普通に思うかもしれませんね。
2015年に京都アニメーションによりアニメ化
私がユーフォにハマったのはこっちのアニメ化からでした。その後原作小説を読み始めたのですが、アニメの凄い点に気づきました。
なんと、部員全員がキャラメイク化されているんですよ!
原作小説のキャラ紹介
キャラクターデザインはアサダニッキ(@ayanotakeda)先生。主要キャラしか紹介がありませんが、この人数だけでも小説にしては多いほうだと思うのですが、、、(画像内だけじゃなく他にもたくさんいます。)
一方、アニメ版は…
アニメ版のキャラ紹介
はい、部員全員分が用意されています。
京アニ流石というべきか…この中にセリフない子もいるんですよ…いやいやおかしいでしょ!スタッフの皆様、本当にお疲れさまでした。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は私が個人的に気に入っているキャラクターを5人、ランキング形式でご紹介させていただきます。
5位:佐々木 梓
あずにゃんペロペロ(^ω^)
5位は佐々木 梓(ささき あずさ)。吹奏楽の名門「立華(りっか)高校」でトロンボーンを担当しています。
久美子(主人公)と同じ中学校出身で、作中ではマーチングの祭典である「サンフェス」や吹奏楽コンクールで登場します。
一見出番の少ないモブキャラのようですが、なんとスピンオフ作品が存在し、そちらでめちゃくちゃ主人公やってます。
強豪校視点から吹奏楽を描いた『立華高校マーチングバンドへようこそ』
「水色の悪魔」の異名で呼ばれるマーチングの強豪校「立華」に入部した梓が強豪校ならではの洗礼を受け、もがき苦しみ成長していく青春ストーリーが描かれています。
マーチングバンドの演奏を見て以来憧れだった立華高校吹奏楽部に入部した佐々木梓は、さっそく強豪校ならではの洗礼を受ける。厳しい練習に、先輩たちからの叱責。努力家で完璧主義の梓は、早く先輩たちに追いつけるよう練習に打ち込むが、楽器を演奏しながら動くことの難しさを痛感する。そんななか、コンクールに向けてオーディションが行われることになり……。アニメ化話題作に新シリーズ登場!
マーチングバンド全国大会常連の強豪「立華高校」を舞台に、新たな青春の幕が上がる!
「楽器を演奏しながら動くのはけして簡単ではない」という作者のメッセージがひしひしと伝わってくる作品です。
完璧主義者の梓はそれを努力で乗り越えようとします。しかし、マーチングに必要なのは技術だけじゃなダメなのですね。あらゆる「問題」が梓の前に立ちふさがります。
梓が屈託や不安に苦しみ、問題を乗り越えた先になにがあるのかーー
武田先生は学生部活動の青臭さを描写するのが本当にうまい…
悩んでるおにゃのこってステキですね!がんばれあずにゃん!
4位:岸部 海松
う・・・海松ちゃん!
4位は岸部 海松(きしべ みる)。担当楽器はホルンです。
ワインレッド色のリボンカチューシャが特徴です。通称「ジト目リボンちゃん」。
この表情の時大体のセリフで毒吐いてます(笑)
なぜか印象に残る不思議な魅力
作中の出番はかなり少なく、モブキャラレベルはかなり高いですが、要所要所でインパクトのあるカットが多く、印象に残っている人も多いのではないでしょうか?
吹奏楽は高校から始めたが、「みるみる成長」し、金管楽器の中でも演奏難易度が高いと言われているホルンを吹きこなし3年生時にはパートリーダーも務めています。モットーは「やるときはやる!遊ぶときは全力で遊ぶ!」
2年生に中学からの経験者がいる中、コンクールでも1st(首席奏者)を吹いていたので実力は相当のものかと予想されます。地味だけど「隠れた実力者」説が濃厚です。
それもこれも、海松ちゃんの才能が開花したのは「10分間1度も落とさなかったら楽器持っていいですよ」と言い放ちティッシュをフーフーさせた鬼畜眼鏡(滝先生)の指導の賜物ではないかと推測します。
めちゃくちゃきつそう…私だったら30秒くらいでリタイアしてますね(笑)
3位:高坂 麗奈
超美人…キレイ。
3位は高坂 麗奈(こうさか れいな)。ユーフォのビジュアル担当(だと勝手に思っている)。エロ担当でもある。
楽器はトランペットを吹いており、その実力は超高校級。さらに学業の成績もよく、才色兼備のスーパー超人です。
クールと可愛さを兼ねそろえた魅力
見た目はクールに見えるが、顧問の滝先生に「ライク」ではなく「ラブ」な好意を寄せていて女子高校生らしい恋する乙女な一面も持っています。
一方で久美子に愛の告白を行ったりと「百合要素」も兼ね備えており、あらゆる要素でスキがないです。
私はこのプール回を見て神アニメだと確信しました(爆)
2位:井上 順菜
シンバルちゃん!
2位は井上 順菜(いのうえ じゅんな)。パーカッション担当。
殆どの登場シーンがシンバルを叩いているだけで、他に目立った活躍もない…
ないはずなのに、シンバルのインパクトが大きすぎて気づいたら名前を調べてました。
薄茶色のロングヘアー、手入れの届いた眉、可愛らしい顔立ちに凛々しさを加えた少女…
こんな美少女が大迫力でシンバル叩いてたらそりゃ気になるでしょ?
TVアニメ版では実はセリフがない
少ない、じゃなくて「ない」んです(笑)
シンバル叩いてない貴重な順菜ちゃん。ここでももちろん喋らない(笑)
二年に上がり、パート内で初心者指導係に任命されたのでいつの日か喋ってくれる日を待っています。
1位:中川 夏紀
通称「ポニテ先輩」。担当楽器はユーフォ。
堂々の1位は中川 夏紀(なかがわ なつき)。ユーフォが誇る「ぐう聖」。
登場人物それぞれが悩みや問題を抱えており、それに立ち向かっていき乗り越えていくのが「ユーフォ」の魅力の一つです。
その中でも、夏紀先輩は特に苦労人だと思っています。
『響け! ユーフォニアムとは中川夏紀のことである。』
夏紀先輩は作中で描かれているトラブルのほとんどに絡んでいます。
常に苦労が絶えないはずなのに弱音を吐いたところを一度もみたことがありません。
ただのトラブル請負人ってわけじゃないんですよ。本人に降りかかる問題も多く、それがまた胸を締め付けるような内容で。
でも、夏紀先輩は弱音吐かないんですよ。随所に渡って献身的に部を支えてくれます。こんな人格の人現実にいないよ…
「ユーフォで一番面白い話が書けるキャラ」だと私は思っているのですが、夏紀自身の心理描写は原作でも少ないです。
武田先生、夏紀先輩にフォーカスした話、待ってますよ!
と、言いたいところですが、いざ出たら読むの怖いかもしれません(笑)
『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』最高でした!
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回ご紹介した5人以外にも、まだまだ魅力的なキャラがユーフォにはたくさんいます。なんせ50人以上いますからね。
この記事をきっかけに興味を持ってくれた人がいたら、ぜひ「ユーフォ」を手に取ってみてください!
ーー
ちなみに久美子(主人公)は6~8番目くらいに好きです笑
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