『天気の子』と『君の名は。』の世界線について考えてみた【考察記事】

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先日書いた↑上記の『天気の子』感想記事に、『君の名は。』との時系列について触れたのですが、作品を振り返っていくうちに色々と疑問点も見つかってきたので、時系列の整理と共に、改めて『天気の子』×『君の名は。』のリンク部分について触れていこうと思います。

※公開から数日経ってますが、まだ映画を見てない人はぜひご覧になってから本記事を読んでいただけると嬉しいです。

目次

『天気の子』は『君の名は。』から何年後の世界?

映画『天気の子』に『君の名は。』の瀧や三葉が登場し、”世界線”が同じという事を前提で話します。(同姓同名、顔も声もそっくりというのも否定できませんが)

『天気の子は』何年の話なのか

まずはここからです。「そいえば何年の話なんだろ…」といきなり露頭に迷ってしまったので、再度映画館に行ってまいりました笑。

目を凝らしてみた結果・・・無事発見!陽菜が花火大会を晴れにするシーンで、TwitterのTLが流れるカットがありましたよね?ツイートした日時が「2021年8月11日」と判明しました。天気の子は2021年が舞台です。

結衣(@yui_tanaka0611)ちゃん超GJです…(アカウントも実際にあるのが発覚)

※予告動画にもカットが使われていました。

『君の名は。』の時系列を整理

BDを見返してきました。簡潔に時系列をまとめます。

  1. 2013年10月4日…ティアマト彗星が糸守に落下
  2. 2016年?月?日…瀧、糸守に行く
  3. 2021年10月4日…瀧、奥寺先輩と会い、三葉とすれ違う
  4. 2021年10月4日以降…瀧と三葉が出会う

…なんと、『君の名は。』のラストと『天気の子』の舞台時期が近いことが判明。改めて、二つの時系列をまとめてみましょう。

二作品の時系列を整理


それでは、二つの作品の時系列を混ぜてみましょう。

日付 君の名は。 天気の子
2013年 10月4日 ティアマト彗星が糸守に落下  
2016年 ?月?日 ・瀧、糸守に行く  
2021年 6月12日 帆高が瀧・三葉と遭遇 帆高が上京
2021年 8月11日  花火大会
2021年 8月22日  陽菜誕生日
止まない雨が始まる
2021年 10月4日 瀧、奥寺先輩と会う
瀧と三葉とがすれ違う
 
2021年 ?月?日 瀧と三葉とがすれ違う  
2024年春 ?月?日   帆高と陽菜が再会

色々と見えてきました。

  • 『天気の子』の時点では、瀧と三葉は出会っていない。
  • 瀧と三葉がすれ違った時、『天気の子』軸では止まない雨が始まっている。
  • 瀧と三葉が出会った時期が不明瞭

…勘の鋭い人ならお気づきになったかと思いますが、情報を整理していくと、二つの世界観に矛盾点が発生することが分かります。もしかしたら『天気の子』の世界は『君の名は。』の「パラレルワールド」の可能性が出てきました。

瀧と三葉が出会った日は雨が降っていない

二人が電車の窓越しにすれ違った日、天気は晴れでした。水たまりがあったので、前日まで雨が降っていた可能性は高いですが。。

降り続く雨が止んだ後の話?

瀧と三葉が出会った時期が明確になっていないため、帆高と陽菜が再開し、雨が止んだ後に出会った可能性があります。止んだ後の話だと仮定して、瀧と三葉の年齢を計算してみましょう。

・2021年~
瀧…22~23歳 三葉…25~26歳

・2024年~
瀧…25歳~ 三葉…28歳~

書いておいてなんですが、20代の2~3年の差ってそんなに変わらないでしょうから、これだけじゃやっぱり出会い時期までは確定できませんね(汗)少なくとも、『君の名は。』のラストシーンでは雨が降ってなかったのは事実なので、同じ世界線の東京都が舞台ならば就活明けの翌年(2022年)に出会った設定だと矛盾が発生します。

瀧と三葉がすれ違い時、雨ではなく雪が降っている

時系列通りだと、二人がすれ違った時期は既に止まない雨が始まっています。時期が冬だから雨から雪に変わるというのは自然なこと(『天気の子』の作中でも雨から雪になりましたし)だとは思いますが、瀧が傘を持ち歩いていないことも気になります。雪だからあえてささなかったのでしょうか?

仮に雨が止んだ後の話だとしても、インフラ復旧はやすぎワロタ状態になっちゃいますし、やはり現実的な視点からだと二つの作品が共有の世界線にあるのかどうかは非常に怪しい所です…

パラレルワールド扱いしたくない

結論、『君の名は。』のラストは東京が水没していないので『天気の子』の世界はパラレルワールドです。

ーーなんて簡単にまとめたくない!!(ぉ
と、いう事で、今回も映画館で見て聞いた情報を元に記事を書いてみましたが、このままパラレルワールド扱いするのは悔しいので、まだまだ『天気の子』を知る必要があるみたいです。また映画館に行かねば…笑。

自分の中で納得する「シナリオ」が構築できた暁には、また記事にしようと思います。

 

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