「恋」って、なんだっけ…?
チラムネ2巻、読了後に「恋」とはなにかを考える筆者。
本巻、主人公の『千歳 朔』と『七瀬 悠月』が繰り広げる物語は、あまりにもハイレベル。
『リア充ってすごい、そしてかっこいい』
そう素直に思える、最高のチラムネ2巻でした。
『チラムネ』2巻_好きなシーンTOP5
5位:悠月「やあ」
チラムネ1巻で朔に電話をかけ、「例えば、私の彼氏になってみませんか?」と唐突に告白をしたチラムネ一あざとかわいいヒロイン、七瀬悠月。
今回も最初からフルスロットル全快で、そのあざとさを見せつけていました。
「やあ」
一言目が『やあ』って…
このフランクさがホントにツボ。
そんなこんなでいつもの歯切れの良いトークが繰り広げられ、
二人は偽物の恋人として契約を結ぶことになるのですが(詳しくは本編で)、ここまで読むのに1時間くらいかかってしまいましたww(まだ一割程度)
一言一句が深くて何度も読み返しちゃううんですよねぇ…
リア充のトークマジですごい・・・
あとエッグベネディクト超食べたくなった。
4位:悠月「カツ丼食べたい」
「カツ丼、ヨーロッパ軒の!」
朔がヤン高のヤンキー達と喧嘩(ほぼ一方的でしたが)してしまうことになり、それに責任を感じて悠月が朔に謝るシーンですね。
すがるように、祈るように朔に謝る悠月に対して、朔はそれを一蹴し、
「いいからしばらく黙っとけ、七瀬悠月になったら戻ってこい」
と言い、悠月にブレザーをかける…
いやカッコよすぎかよ。
行動のチョイスおかしいだろ(誉め言葉)
この歯の浮くようなセリフが読んでて全然むず痒く感じないのが、まずすごい…
普通だったらいくらリア充設定っての把握済みでも、「いやこれはカッコつけすぎだろ」って思っちゃうような気もするのですが…
なにより尊いのが、朔の言う事を聞いて十分もの間黙って『七瀬悠月』に戻ろうとした悠月。
開口一番の台詞が「カツ丼食べたい」
↑この流れほんと好き。落ち着く。
そしてヨーロッパ軒に行ってみたい。
↓
【追記】行きました!(2022.2.12)
3位:夕湖「『こうしときゃいいんだろ』みたいな態度じゃ駄目!」
顔が怖い・・・w
「あのね、朔。私みたいなばかでも、ああいう人たちと話し合いだけで終わらないことがあるっていうのはわかるよ。殴って殴られってしなきゃ解決しないことも、もしかしたらあるのかもしれない」
夕湖「で、も!」
そのときは、『誰かを守る』とか『絶対に生きて帰る』とか、ちゃんとそういう大事なものをもってなきゃ駄目なのです!『こうしときゃいいんだろ』みたいな態度じゃ駄目!」
対し、朔は「やっぱり勝てないなー」と思いを残してます。
朔に対しても、悠月に対しても思いやりをもって接している夕湖だからこそ出てくる言葉ですよね。
真剣に、ストレートに大事なことを伝えてくれる、こんな友達を持って、朔がうらやましいです。
あ、友達じゃなくて正妻だっけか笑
冗談はさておき、夕湖が「正妻」と言われてる理由が、巻を追ってくごとに分かりみが深くなってきました。
一発一発の台詞の威力が強いですよね、この子。
『千歳朔』という存在の大きさの所以として、夕湖の存在はかなり大きいんでしょうね。
今後の夕湖との物語も今からすごく楽しみになってきました。
2位:ときどきーーたがが外れる
はい。悠月がスリーポイント3連続で決めるシーンです。
1位:悠月「私は、千歳朔の彼女だッ!」
2巻のベストバウトは間違いなくここです。
ラスボス、柳下パイセンとの決着を一人しようとする悠月。
そのピンチにかけつけてラスボス倒す朔。
「てめえぇっ! 今度俺の女に手ぇ出したらぶっ殺すぞッッッ!」
「----------」
「ばかだよ、朔は」
「なんで助けに……きちゃうの」
「そりゃあ、あれだ。まだ別れの言葉を聞いてなかったからな」
あぁ・・・
なんかもう、胸がいっぱい。裕夢先生、本当にありがとう。
ほんとうにありがとう(泣
朔も悠月も、偽物の恋とか本物とか、そんなの関係なく、
この瞬間、どっちも必死で、本気だったんだろうなぁ。
青春ていいなぁ…
おわりに
と、いうことで、チラムネ2巻。
本当に最高でした。
私は当初から悠月推しだったのですが、二巻でさらに好きになりました。
これから本気になった悠月が朔を狙うと考えると、今からワクワクが止まりませんね笑。
あと、陽と夕湖の存在も大きくなってきたなぁと感じました。
夕湖は、文中でも書いたのですが本当に発言の一発一発が重い、、、刺さる発言が多々ある。笑
そして陽。実は陽って、悠月を超えるレベルのかなりのキレモノなのでは…笑
この子の発言も鋭い部分ありますよね。
なんかもう、どのヒロインにフォーカスされた話でも楽しみなのがヤバい・・・(語彙力崩壊)
なんでチラムネのヒロインてみんなこんな魅力的なんだ。
ーー
3巻も楽しみにしてます。チラムネ最高!